毎年恒例の…

タオルマン

2008年03月20日 00:39

彼岸を前にいつものように仕事をしていると、午前中に一本の電話が入った
この時期になると、婆ちゃんから来るいつもの電話
春分の日が誕生日の婆ちゃんには、娘(自分から見て叔母)から毎年丸ごと一匹の魚が届く
それを捌くのに毎年この時期になると、自分に連絡が来る
おととしはカンパチだったが昨年と今年はブリで、年を追うごとに大きくなっていくように感じる
昼食後に出刃包丁と刺身包丁、それに鍋とタッパ持参で婆ちゃん家に向かう

昨年のブリは11kgだと聞いたが、今年はお腹も丸々としてて更に大きい
推定の重さは13kg程度。古新聞をたくさん準備してもらい魚の解体を始める
頭を落とし内蔵を取り出した時に、胃の中からアジと目光のような魚がたくさん出てきた
餌が一種類ではないとすると…天然物のブリだ。捌く手にプレッシャーがかかる
内臓を取って背骨の血合いを落とした時に、一回だけ水洗いする
5枚下ろしにして皮を引き、腹身の骨を出来る限り薄く削ぎ取る
半身を刺身用に切り分けるように言われたので、楕円形の大皿にカチ盛りで刺身を盛りつけた
残りの半身2サクは実家と自分の分でもらってきた。もちろんお楽しみのアラも半分戴く
アラは熱湯をかけ表面を固めてから調理するといい旨を伝え、実家に持ち帰る

実家でちょっとした手わすら。中落ちの部分をキレイに洗い皮を取り、骨を丁寧に取り除き
スジを切る事を意識して細かくし、ネギと味噌でなめろうを作った
季節的には、ふきのとうでも入れれば良かったのだろうが、仕事の合間なのでそこまでの時間はない
保育園に迎えに行く前に、持ち帰ったサクを刺身に切り分けラップしてチルドにGo
子供には加熱したほうが良いと思ったので、えのきとほうれん草も入れてぶりの照り焼きにした
入浴後明日も仕事のカミさんと一緒に子供は寝たので、自分の時間開始

刺身の残りはみりんと醤油1:1でヅケとし、明日の食事に使う
なめろうとワインの相性を試したかったので、ボルドーワインを新しく開封した



モンドールの残りと、なめろうを準備したところで、イタリアからの刺客も準備する
パルミジャーノ・レジャーノを切り分けてみると、非常に爽やかな花のような香りがする
3年以上熟成したもので、硬い外見から想像できる通りに旨みが凝縮されている
期待して開封したワインはシャトーデュシャロン2005(600円程度)で、何かで金賞を獲得したらしい
…が、店舗での保存状態が良くなかったらしくコルクが乾いていたのが残念
フルボディとラベルにあったので期待して飲んでみたが、どちらかと言えば中程度のミディアム程度
なめろうは血合いもしっかりと混ぜているので、赤ワインとのバランス、相性ともにいい
モンドールだと若干タンニンの渋みが勝り、パルミジャーノだと素晴らしくお互いが引き立つ
フランスのワインとイタリアのチーズ、それに日本の漁師料理が好相性というのも面白い

明日は子供の面倒を見ながら、一日中部屋で過ごす予定
出勤するカミさんの朝食を作り、ちょっとした主夫気分を満喫できそうだ>目標は寝休日
お昼はキノコのショートパスタにでもするかな^^

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