日々是好日 タオルマンの飲酒日記

昨夜は3時近くまで飲んでいたが、今朝は8時前に目が覚めた
カミさんと子供を起こし朝食後に出かける準備をしていると、既に気温が上がってきた
窓から入る風が熱を帯び始めた10時半頃に、涼を取るためにいつもの場所へ出発
飲み物は豊富に準備したが、食べ物が少しだったのでコンビニでおにぎりなどを購入

窓を全開で走っていると、田んぼを渡る風が気持ちいい
目的地近くの砂利道に入ると先行している車もいて、暑い時はみな考える事は同じだと思った
空調の効いたショッピングセンターよりは、自然の涼しい場所の方が気持ち良いに決まっている
一番奥の広場まで到着すると、自分達より先に停まっていた車は一台のみ
やっぱり午前中から来ると空いているらしい。
一応釣り道具は準備してきたが、お気に入りの場所に車が停まっていたので釣りは諦めた
大滝渓谷はこんな感じの景色が続いている



日差しが強くなって来た様に感じるが、広葉樹の森の中はそれほど気温が上がらない
サンダル履きで川の中を歩いているので、涼しさがうれしいのかカミさんも子供も機嫌がいい
子供の紙オムツはとっくにズブ濡れで、それでも川の中で遊ぶのを止めない



始めは慎重に行動していたが、足場の悪い所も注意して歩くようになり
浅瀬に座り込んで石を投げて遊び始め、キャーキャー言いながらはしゃいでいる
上着まで冷たくなって来たので車に戻りオムツ交換をして、おにぎりやお茶で軽めの昼食
自分は石を並べて小さな堰を作り、飲み物や野菜を冷やす。



休憩用のイスを川の中に置き、足を水に漬けながら涼み始めるとまさに極楽



カミさんの了承を得てビールを飲み始め、今後に買いたいアウトドア用品などについて話をする
子供が眠そうになってきたので、カミさんが寝かしつけている間に自分は本を読む



この本のいい所はどこから読み始まっても、途中で中断しても気にならないと言う事
福島県出身の小泉武夫先生は無類の酒飲みで、自ら体験した世界中の酒と肴について書かれている
小気味良い文体と、本当に酒を愛しているのが素直に伝わってきて、つい読み耽ってしまう
全般に短い話ばかりなので、カミさんに呼ばれて読むのを中断してもまた別の所から読み始められる

きゅうりを5本とトマトを2個持って行ったが、2人でほとんど食べ尽くしてしまった
塩だけは小さな袋に持って行ったが、川でほど良く冷えたきゅうりはそれだけでもおいしい
きゅうりが残っているうちに、ビールも2本目に突入。週末なので本物のビールを飲んでいる



カミさんが車に戻り雑誌を読み始めたので、本を読み終えた自分はそのまま昼寝
川の水に足を漬けたままで寝た事は初めてかもしれない
気持ち良くてぐっすり寝てしまい、大きな声で起こされてもしばらく頭が働かなかった
5時近くになって現地を出発し、夕飯はたらふく亭の唐揚げ弁当を購入

入浴後に「篤姫」を見て、カミさんが子供を寝かしつけている間に晩酌開始
玄米を炊きながらありあわせの夏野菜を肴とし、強烈な麦が飲みたくて特蒸泰明をロックにする



枝豆は今朝茹でなので温かくはないが、冷凍物よりは全然おいしい
久々に飲んだ特蒸泰明は、文句のつけようがないほど旨い
こげ臭を含んだ香ばしさと麦特有の甘旨さで、口の中が満たされる快感…
肴は既に食べ切ってしまったが、酒だけで充分満足できる珠玉の逸品だと思う